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Aftonbladet, Swedish newspaper
PoA Set Report

(Source: The Leaky Caldron, Aug 27, 2003)

スウェーデンの夕刊紙「アフトンブラデット」より。(一部略)

  【シェパートン】ハリー・ポッターとハーマイオニー・グレンジャーは、巨大な木の根本近くに立っている。突然ハリーは湖に向かって、杖を向け駆け出す。
 「エクスペクト・パトローナム!」彼は叫ぶ。
 40テイク近く撮ったあと、メキシコ人のキュアロン監督は「グラシアス(ありがとう)」と言った。
 スウェーデン唯一の新聞、アフトンブラデットは、ハリー・ポッター映画の3作目「アズカバンの囚人」の撮影を見学することができた。
 私たちは今、ロンドンから数マイルの大きな建物、シェパートンスタジオに来ている。ここでハリー・ポッター映画のいくつかのシーンが撮影されているのだ。巨大なスタジオの内部には木々が屹立し、森は薄暗い。小さな陰のようにハリーとハーマイオニーが木の下に立っている。
 ハリーが突然駆け出すと、ハーマイオニーは戻るようにと口ごもりながらつぶやく。ハリーは杖を取り出し、凍った湖に向かって15−20メートルを走っていく。
 時間を戻る旅
 彼は杖を構え、クレーンにとりつけられたカメラを差す。カメラは彼の顔に向かってスライドし、静止した後退いていく。
 今撮っているのは30秒かもう少し長いシーンだ。
 「ハリーとハーマイオニーは、シリウス・ブラックを救うために時間をさかのぼって、これはハリーが自分を「ディメンター」たちから守るシーンなんだ。ちょっと複雑なんだ」ハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフが撮影後私たちに語ってくれた。
 アルフォンソ・キュアロン監督はリテイクを求め、何度も何度も繰り返す。しかしダニエルは飽きてはいない。
 「やっているときはそんなに疲れないよ。その後は疲れが来るけど。演じているときはアドレナリンが出ていて、気がつかないんだ」
 以前よりも暗く
 「アルフォンソとクリスが違うのは、クリスは前2作に合うエネルギッシュな働き方をしていたんだけど、アルフォンソはこの素材に合った柔らかい緊張感を持っているんだ」ダニエルが語る(ちょっと年齢より早熟な感じだ)。
 映画は前2作よりも暗く、脅威が迫るものになるという。
 「アルフォンソは撮影のしかたも違うんだ。ほとんどいつもワイドアングルだけを使っていて、近寄りすぎることは好きじゃないんだよ」ダニエルが言う。
 囚人シリウス・ブラックを演じるゲイリー・オールドマンがうなずく。「私はそういう彼のスタイルが好きなんだ。彼は撮影された素材から、20分ぐらいの短い映像を作ってくれたんだが、ものすごくいい出来だったよ。入れ墨を入れたのも彼のアイデアなんだ」
 このシーンでハリーはベージュのズボンにストライプが入ったブルーグレーの運動着の上着、エマはジーンズとタイトなピンクのトレーナーを着て、2人ともスニーカーを履いている。
 彼らはニュースも教えてくれた。
 「ぼくたちは4作目にも出るよ」
 ダニエル、エマ、ルパートが成長しすぎて、4作目では交代になるだろうという観測もあったが。
 「今回はそれはないです」
 じゃあ5作目にも出る?
 「それはまだ考えるには早いから。映画1作ずつなんだ」
 「アズカバンの囚人」は来年8月にスウェーデンの映画館にやってくる。

Original text in Swedish, written by Leif Kasvi

Translated to English by Jennifer for TLC
Excerpt translated to Japanese by hirame

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