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フランスの雑誌One ダンインタビュー(要約) (2003年6月号) |
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の撮影はまだ終わっていないが、噂では既に若い魔法使いをめぐる4作目の物語についてささやかれている。4巻「炎のゴブレット」は非常に長いため、ハリー・ポッターのプロデューサーたちにとっては映画化は簡単ではないだろう。その一人デビッド・ヘイマン氏は、1本でなく2本の映画を作る可能性を語っている。「既に脚本執筆が始まっているが、長すぎになる恐れがある。短くできなければ、2本に分けるだろう」。ハリー・ポッターの物語には長い未来が待っている…。 (以下ダニエルインタビュー) ―「アズカバンの囚人」の秘密を何か教えてくれない? ダン「残念ながらできません。とても厳しい規則があって、あまり明らかにできないんです。撮影の話はトップ・シークレットで、しゃべりすぎたらぼくは大変なことになるんですよ! でも、だいたい今やっていることをお話しします。ダーズリー家のシーンや、ホグワーツ特急の旅、有名なナイトバスのシーンなどはほぼ撮り終わりました。たくさんのファンが夜の騎士バスのシーンを楽しみにしていると思うし、がっかりしない出来になると約束しますよ。あんなにインパクトのある乗り物は見たことがなかった! 紫色の巨大3階建てバスで、飛行機みたいに空を飛ぶんだから…」 ―新しいクィディッチの試合は観戦できるのかな? ダン「はい、前2作よりさらにすごいものになると思います。いままで映画史上になかったような特殊効果を使うんですよ! その撮影が待ち遠しいです」 ―3作目の悪役、シリウス・ブラックについて教えてくれる? ダン「そういう評判になってると思うけど、これ以上彼については教えられません。拷問みたいだろうなと思うけど、何も言わないよ。(笑い)」 ―映画が原作をなぞるとしたら、君はシリウス・ブラックと決闘するシーンがあると思うけど(訳注・「決闘」を戦うという広い意味で使っているのかも)。君は今でも戦闘シーンが好き? ダン「戦うシーンは、いつでもぼくのお気に入りです。「秘密の部屋」では、ギルデロイ・ロックハートと決闘するシーンが大好きでした。そのためだけにフェンシングのレッスンも受けたんですよ。戦いのシーンにすごく役立ちました。あと、セットのみんなもすごく励ましてくれました」 ―だれもが知りたいのが、君が4作目にも出演するかということなんだけど。この質問に今答えられる? ダン「いえ、はっきりとはまだ。それでも、いろいろ状況は速いスピードで進んでいて、ぼくが4作目でこの冒険を続ける可能性というのはかなりあると思います。だいたい90%くらいだと思う…」 ―君のルックスが、どんどん小さな男の子ではなくなってしまうという事実は、問題になるかな? ダン「そうは思わないです。ご存じの通り、ハリー・ポッターはほかの皆と同じ普通の少年だから。彼も成長して、外見も変化していっていると思うんです。もちろん、本では読者はハリーの声変わりした声を聞いたり、成長していく彼の姿は見えないですよね。でも考えてみると、ハリーが15歳になったとき、11歳と同じように見えないというのは完璧にノーマルだと思うんです。だから、もし機会があったなら、ぼくが4作目でハリーを演じても全く問題ないだろうと思っています」 ―君はいつも監督になりたいと思ってるって本当? ダン「はい、それはいつでもぼくの目標のひとつです。クリス・コロンバス(1、2作目監督)にその意味ですごく刺激を受けたんです。ハリー・ポッターの1,2作目を撮影していて、監督ってなんて素晴らしい仕事なんだろうと思って。書くほうにも興味があります。だから、脚本、監督をして、自分の作る映画に出るというのが夢なんです。それができるようになる前に、勉強しないといけないことがたくさんあるんですけど」 ―クリス・コロンバス氏といえば、彼が3作目を監督しないことは残念ですか? ダン「彼と一緒に冒険を続けられたら素晴らしいことだったろうとは思うけれど、同時にアルフォンソ・キュアロン(PoA監督)と一緒に働けることにわくわくしています。彼は必ずぼくたちの期待にこたえてくれると思う。もちろん、クリスも完全に去ったわけではなく、よくセットに戻ってきてアドバイスしてくれるんです」 ―何年もたったとき、いつまでもハリー・ポッターのイメージに縛られるだろうと悩むことはない? メディアにいつまでも取り上げられるだろうとは思わない? ダン「そういうこともあるかもしれないとは思うけど、心配したりはしていないんです。将来は、違う役も演じることができるんじゃないかと思っています。また、ハリー・ポッターを演じたことで後悔することは絶対ないと思うんです。この役は、ぼくがいつまでも誇りを感じられるものだから」 ―しばらく前、自分とハリー・ポッターを区別するために、将来精神科のセラピーを受けなくてはなんて言っていたけど、それは本当? ダン「多分違います。それは一人で解決しなくては…(笑い)。でも、時々ハリーの性格に、すごく近いものを感じて、同一人物のように思うのは本当です。本を読むと、似ているところがとてもたくさんあるんです。困るんですよ」 ―どんなところが似ているの? ダン「好奇心とか、忠誠心、正義を求める気持ち、それと、ハリーみたいに、ぼくもよくトラブルにマグネットみたいに引っ張られていくんですよ」 |
Original Text in French, translated to English by Jill and Winky for The Snitch excerpt translated to Japanese by hirame |
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