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ダニエル・ラドクリフ キャロライン・リー・ショー出演 (2002年11月18日、アメリカ) |
キャロライン・リー:最初のゲストは、映画史上最大のフランチャイズの要、それなのに運転免許も取れない若さのあの人です。彼の最新作「ハリー・ポッターと秘密の部屋」はマグルが得られる最高に楽しい作品といっていいでしょう。ごらんください。みなさん拍手を、私の好きなシーカー、ダニエル・ラドクリフです!みんな興奮してますね、私と同じくらいに! ハリー・ポッターに出会ってる気分。ほんとにそうなのね。あなたは今の時点で自分がハリー・ポッターだと感じる?
ダニエル:それは多分、この先何年も(精神科の)セラピーを受けないといけないような状態なのでは。 キャロライン:セラピストに向かって「でもぼく、ハリー・ポッターなんですよ!」って? 眼鏡がほしいのにコンタクトしかない、とか? さて、私はマグルじゃないのよ。その辺のありきたりのマグルとは違うの。私も何年間か魔女の役を演じていたのよ。それがいいことみたいに、自慢してもしょうがないんだけど。でもあなたは魔法使いだから、いま自分が魔法を使えると感じるかしら?こんなこと聞くなんてバカみたい?ちょっと。 ダニエル:いえいえ、ぼくこそ本当にバカなんですけど、魔法が使えるとは思わないな…あなたはできますか? キャロライン:あなたをここに出現させたわ! そしてすごくうれしく思っているの!…空を飛ぶことってどう思う? 本当に空を飛べるとしたら、気分悪くないかしら。 ダニエル:クィディッチをプレーしたりすることは本当に本当にかっこいいことだと思うんです、びっくりしますよ。ごめんなさい、ちょっと緊張していて。 キャロライン:まあ、どうか緊張しないで。私も壊れてるみたいなものだから。今でてきたけど、これがサビーナ(テレビドラマ)で、私たちはこんな風に空を飛んでいて、すごく恥ずかしかったのよ。掃除機の上に載って、みんなが飛べるようになるまで重さを量られて、「キャロラインの掃除機に20ポンド追加!」なんて言われて。あんなじゃ飛びたくはならなかったわ…でもあなた、素晴らしいクィディッチ選手なのね! ダニエル:ありがとう。 キャロライン:あなたが最高よ。 ダニエル:そう、ぼくが最高なんです。 キャロライン:あなたは本当に最高ね。ここで、クィディッチが何かわからない人、アメリカで映画をまだ見ていないたった一人のために、なんて説明してくれるかしら。 ダニエル:基本的には、バスケットボールをほうきの上でするみたいなものなんだ。 キャロライン:ほうきの上でバスケットボール? ダニエル:そう。両チームに7人選手がいて、ボールが合計4個ある。 キャロライン:あの小さくて金色のもね。 ダニエル:そう、スニッチがその金色で羽根のはえてるやつで、それを捕まえると、150点とって勝てるんです。 キャロライン:そうね。あなた(のチーム)が勝って、すごくエキサイティングだったわ。マギー・スミスと共演するのはどんな感じ? ほら、彼女はあんな伝説の女優さんでしょう? ダニエル:すごいことですよね。彼女はとてもいい人。ユーモアのセンスもすごくよくて、とてもクールだよ。 キャロライン:彼女すごくおもしろいわよね。私、18歳のときお会いして、それ4年前なんだけどね、ダニエル。あら嘘ついてた、5年前だったわ…さて、今アメリカに来てるんだけど、こっちを訪問するのは好き? ダニエル:はい。 キャロライン:本当? ダニエル:すごくクールだよ。 キャロライン:どんなところが好き? ダニエル:活気があるところが。 キャロライン:そうね、すごくエネルギッシュよね。 ダニエル:ほんと、エネルギッシュでかっこいいですね。 キャロライン:アメリカの食べ物で好きな物は何? 私はイギリス料理食べたことがあるわ。 ダニエル:どう思いますか? キャロライン:すごく好きってわけではないわね、正直に言うと。 ダニエル:そうですよね。ぼくはハンバーガーとかが好き。イングランドのより全然おいしいです。 キャロライン:ええ、こっちには狂牛病がないしね、それもあるわね。食べるときに心配しないでいいわ。それ大事よね。ところで思うんだけど、イングランドではどんな感じ? もう大騒ぎ? だって、こっちはもう大騒ぎよ。みんなあなたのことがわかるわ。でもイギリスでは、もうあなたはビートルズのメンバーみたいなものなのかしら。 ダニエル:えー、すごい。でもそんなことないよ、なんていうか…そんなになってるかどうか自分ではわからないな。向こうでもまあ騒いではいるんだけど、道ばたで人に話しかけられるのは、みんな(ハリー・ポッターの)映画がすごく好きだからなんで、その人たちの言いたいことを聞くのはすごくおもしろいんだ。 キャロライン:そう、楽しいのね。私の運動トレーナーも、あなたの映画が来たときすごく騒いでて、30歳なのよ、いいんだけど。ちょっとこれ言ってみたかったの。そんなふうに、あなたには全世代のファンがいるでしょう? あなたは今プロの俳優なんだけど、もし大きくなって俳優を続けなかったら、何になってみたいのかしら。 ダニエル:ライターかな、書くのが好きだから。 キャロライン:まあ、そうなの? ダニエル:ええ、それとクリス・コロンバスが映画への愛をぼくにくれたので、監督業もいいな。大きくなったら監督になりたいかもしれない。 キャロライン:もしかしたらなるかもね…誕生日はいつ? ダニエル:7月23日です。 キャロライン:あら、獅子座なのね。 ダニエル:蟹座と獅子座の分かれ目のところで、頭がライオンのカニなのかも。 キャロライン:ちょっと気になるんだけど…いま客席に私の友達がいて、(ハリー・ポッターの)本全部と映画の大ファンなの。エミー、さあこっちに来て、ダニエルに会ってほしいの。どうぞ、ダニエル、エミーよ。 ダニエル:こんにちは、会えてうれしいです。 キャロライン:会えてうれしいですって。エミー、いまのどう? 彼「会えてうれしい」って言って立ち上がったのよ!イギリスの男の子ね、すごくいいわ。将来グリーン・カード(アメリカの永住権)をとるかもしれないしね。ちょっとここにいてね、いい? 何がおきるかわからないでしょ。エミーさん、かわいいダニエルにご質問はある? エミー:あの、今日、私あなたを見るために学校抜けてきちゃったんです。あなたはどうやって学校の勉強をこなしているの? ダニエル:撮影所で最低3時間、最高5時間の勉強時間があるんだ。でも今は、2作目と3作目の間だから、(転校した)新しい学校に通っているよ。 エミー:わあ。 ダニエル:そう、クールだよね。 キャロライン:ほかにはないかしら。ハリー・ポッターに彼女はいるの? これからハリー・ポッターに恋愛はやってくるの? 今は完全にフィクションの話をしてるのよ。どう? ダニエル:ぼくは、ロンとハーマイオニーがつきあうと思う。そう思ってるんだけど。 キャロライン:ロンとハーマイオニー? ノーノー、違うわ! あなたとハーマイオニーよ。ロンだなんて私に言わないで! 違うわよ…そしてダニエル少年はどうかしら? 恋愛話はなにかある?私、あなたを手助けしようと思ってるのよ、エミー。一緒に聞いてみましょう。いい? 彼女はいるの? ダニエル:いいえ。 キャロライン:まあそうなの、わかったわ…チャンスあるってことよ、エミー。ほら、わからないでしょ、アメリカでだれかと映画を見にいきたくなるとか。 ダニエル:それいい! キャロライン:素敵でしょ。さて、いい会話ができたわ。今日のスタジオの観客の皆さんに「ハリー・ポッターと賢者の石」の特別ワイドスクリーン版DVDをお持ち帰りいただきます。それすごくない? どうもありがとう、ダニエル。「ハリー・ポッターと秘密の部屋」は現在どこでも上映中、本当にどこの映画館でもね。うれしいでしょ、ダニエル。 ダニエル:ありがとうございます。 キャロライン:会えてうれしかったわ。あなたもね、エミー。私にどなるのは後にしてね。ちょっとこちら(CM)をどうぞ。 (以下略、ダニエル退席) |
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